のんびりしてるように見えて、実はめちゃくちゃ忙しいカフェオーナー。そんな私が考える「時間」との向き合いかた。

ドラゴンボールの精神と時の部屋に入りたい。
カフェを経営してると、かなりの高確率で「いいなあ、私も自分が好きなようにカフェやって、のんびり暮らしたい」って言われる。
心の中では、「おいおい、誰がのんびりしとんねん!!」って思ってるけど、口には出さない。
そして休みの日になると、疲れた体をしっかりと癒すために、ダラダラと過ごしたりしてた。
「今日、家から一歩も出てないな」とか、「今日一日、動画見て、あと何してたっけ・・・?」何て事も。
普段、食事のカロリーや糖質のことは気にしたり、無駄遣いとかお金のやりくりは考えるくせに、「時間の質を高めること」については、無頓着だった私。
というわけで、今回の記事は過去の私が過ごしてきた、膨大な無駄な時間を元に、時間の質を高めること、高めるとどんないい事があるのかを書いていきます。
結論から先に言ってしまうと、経営者にとって時間の質を高めることは必須であり、高めることで将来的な不安に対する対策と心構えができてしまうという優れもの。
更に、その日一日が充実感で満たされるというおまけも付いてくる。まさに、いい事尽くめ。
また、前回の「お客様との境界線」について書いた記事も、これからのカフェオーナーに読んでもらいたい記事ですので、参考にしていただければ幸いです。
カフェオーナーの忙しさは、外からは見えない。

カフェオーナーは、特にのんびり見られがち。笑
まあ、実際にのんびりしてるオーナーもいるから、間違いではないんだけど、私の場合はめちゃくちゃ忙しい。汗
ぱっと見、オーナーのワンオペカフェでも、外から見るとせいぜい、接客と製造がメインで、後は閉店作業と経理をちょこっとって感じで見られてる。
でも、上記の接客とか以外の業務はこう。
店内外の清掃、POPなどの事務作業、商品(メニュー)開発、閉店業務、在庫管理、仕入先との交渉、SNS発信、様々な申請業務、業者との打ち合わせなど、多数。
また、スタッフを雇い入れていた場合は、更にオペレーションなどの業務が加わり、かなり忙しくなる。
そう、カフェのオーナーって意外と忙しんです。笑
のんびりしてるように見えるのは演出で、カフェの人がバタバタ慌ただしくしてると、お客様もゆっくりできないからです。(ホントにマイペースなオーナーもいるけど)
やった方がいいのは分かってるけど、煩わしくてできない事

よく、「朝起きたら、まず最初に今日一日のやるべきことを紙に書きだすといい」なんて聞きますが、なかなか習慣化できない私。
でも、何となく頭の中で3つにカテゴライズだけはしておく。
- やるべきこと
- やりたいこと
- やらなくてもいいこと
やるべきことは優先順位高いやつ、やりたいことは優先順位中くらい、やらなくてもいい事は優先順位低め。
本当はノートに書いたりした方がいいんだろうけど、煩わしいのでとりあえず頭の中だけでも。笑
でも、実際それだけでも効果はあります。
ふとした時に思い出したり、そのシーンになると思い出したり。
地図を毎回持っていなくても、家をでる前に一度さっと見ておけば、知らない土地に行っても目的地にはたどり着きやすくなる。
やれなかった(やらなかった)ことに理由なんていらない

優先順位高めに設定してても、できない日もある。
毎回予定通りにいくわけないのに、「今日は忙しくてできなかったから」とか、「急な来客で予定が狂ったから」とついつい自分を正当化するために言い訳しがち。
でも、よくよく考えたら、そんな事する必要ないんだよね。
悪い事してるわけじゃないのに、できなかった罪悪感を言い訳で誤魔化そうとしちゃう。
でも、今日はできなかった(やらなかった)自分も正しいんだし、何も言い訳する必要はない。
できなかった(やらなかった)だけでOKです。
ホワイト企業の有給申請と同じで、理由なんて必要ないんです。
「今度、有給使っていいですか?」でいいんです。笑
健康維持だけは、努力すべし。特に睡眠時間に気をつけて。

振り返ってみると今まで、色んな事を習慣化しようと試みたけど、どれもなかなか続かなかったりで、気付いたらもうやってないってパターンが多かった。
様々な経験をしてきて感じたのは、経営者たるもの健康を維持する事だけは努力必須であること。
何も筋トレをしろとか、サプリメントを飲めとかそういう事ではない。
「毎日牛丼とか、毎日カップ麺とか、栄養が偏りすぎないように心がける」、「きちんとお風呂に入って清潔にしておく」とか、そんな最低限度の健康維持でいいんです。
特に、睡眠時間については、ついつい後回しにしがち。
経営者はやる事が多いから、自分の時間を圧迫してしまい、結果として睡眠時間削っちゃう。
寝不足だと、疲れもとれないし、抽出時のパフォーマンスにも影響します。
また、毎日寝ない人はいないので、睡眠こそ習慣化しやすい健康維持習慣のひとつです。
起きてる時に、頭を使ったり、体力が必要だからこそ、毎日の睡眠時間に気を付けて。
そして、健康維持に何より大切なのは、健康を意識すること。
意識をするだけで、「カップ麺は今日はやめとこう」とか、「早めにお風呂に入って、早めにベッドに入ろう」とか、色んな事を考えれるようになります。
「意識」や「マインド」は、経営者にとって最も重要な要素のひとつです。
少しずつ色んな事を意識できるよう、会社員の頃からトレーニングしておくことをおすすめします。
COFFEE BREAK

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地方在住、コーヒーショップの経営者。1983年生まれの38歳。
独身時代はフリーター、工場勤務などを点々とする。結婚を機に地元の中小企業に営業兼品質管理者として8年間勤務。その後、勤務していた会社がリーマンショックのあおりを受けて、事実上解散。夫婦で相談した結果、お互い自営業でやりたかった仕事をはじめる事を決意。紆余曲折あったが、2012年の4月に未経験ながら地元に小さなカフェを開業。その後、オープンから7年を迎えた2019年に、それまでのカフェスタイルからコーヒーと焼き菓子のテイクアウトを主体とした、コーヒーショップへ店舗を改装。現在、お店は通算10年目に突入。コロナ時代で悪戦苦闘中だけど、家族と楽しく過ごしてます。
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