2021-09-05

そのコンセプトのお店では、ちょっと厳しいかもしれない

コンセプトは大事。でも、それだけに囚われない事も大事。

どんなカフェにしようとか、何をメインにしようってコンセプト決めに悩んでる時って、すごく楽しくてワクワクするんですよね。その感じ、すごくわかる。だって、念願の自分のお店の事を考えれるんだもんね。

だけど、あなたが悩みに悩んだコンセプトでは、せっかくオープンしたお店を長く続けるのは難しいかもしれません。「え?何で?私、めっちゃ悩んでしっかり考えたんだけど!」って憤る人もいると思いますが、そのコンセプトを決める前に、もっと大切な事を考えそびれてると思う。

それは、どんなお客様に来てほしいのか ということ。

「いやいや、待ってよ。そんなの分かるじゃん!こっちには、しっかりしたコンセプトがあるんだから!」って思った人、3年以内に潰れてしまうかもしれませんよ。この記事では、店のコンセプトよりも先に「来てほしいお客様」を想定する事の大切さを書いてますので、今から コンセプトを決めていく予定の人開業3年以内で売上がなかなか上がらなくて困ってる人 に是非参考にしてもらえればと思います。

開業や毎月の売上については、下の過去記事を見てみてください。

コンセプトを先に決めることは、自己満でしかない

コンセプト先行型。こういう人、意外と多いです。開業本にも書いてるので、割とやっちゃうよね。

でも、コンセプトを先に決めてしまうと、コンセプトに縛られてしまって、肝心のお客様をイメージできずに失敗してしまう可能性があります。

これから開業を考えてる人は、実際にどんなお客様が来てくれるのかまだイメージしにくく、いざオープンしてみると、なかなかコンセプトに沿ったお客様が来てくれず、悩んでしまう事もよくあります。

まずはじめに、お客様を想像する事で、どんなお客様に来てもらいたいかを明確にする事が、先決です。コンセプトを先に決めてしまって、お客様の選択肢を狭めるのはナンセンス。まさに、自己満そのものなのでご注意を!

コンセプトに人が集まるわけじゃない

お店のコンセプトとは、テーマや方向性。確かに重要な事だけど、お店に実際に来てくれる人を先に考えないと、お店のコンセプトは決まらない。

大切な人の誕生日パーティーを開くことを想像してみてください。誕生日の主役が、今年で何歳になって、どんな雰囲気が好きで、ケーキはどこのケーキ屋さんのが好きで、プレゼントはこれをあげると喜ぶ。この時、まず考えるのは「相手がどんなことをされると喜ぶか」ですよね。祝ってあげる側が「私はこんなパーティーを開きたい」って人はいないはず。

お店も考えるべきは、まず相手のこと。お客様は、コンセプトに集まってきてるわけではないんです。そこんとこをしっかり認識しときましょう。

コンセプトなんて誰も覚えちゃいない

家の近所のスタバのコンセプト覚えてますか?よく行くカフェのコンセプトは分かりますか?開業する前に、コンセプトを散々悩んでも、コンセプトを意識して来てくれるお客様はあまりいません。

それは、コンセプトそのものにまだ価値がないからです。例えば、秋葉原のメイド喫茶やアスリートがプロデュースしたメニューを出すマッスルカフェ、ゲームの世界がそのまま味わえるゲーミングカフェ。こういうのは、そこでしか味わえないコンセプトそのものに価値があると言えます。

しかし、私達一般の人達が精一杯の開業資金で出したところで、それ程コンセプトに特化したお店は出せません。そもそも、それくらい強い印象を残せない限り、お客様はお店のコンセプトなんて誰も意識していないんです。

それでもコンセプトをあなどってはいけない

ここまで、コンセプトよりも重要な事ばかりを書いてきたけど、決してコンセプトを軽んじてるわけではないし、決めなくてもいいよと言ってるわけでもない。

コンセプトはとても大事な事。お客様のイメージが明確になれば、コンセプトも明確になるってもんです。例えば、

こだわりのフードとコーヒーを提供するカフェ → 誰をターゲットにしているのか分からない

んーコンセプトが雑然としていて、何も感じませんね。オープンしたては、目新しさから一時的にはお客様が来てくれるかもしれないけれど、その後の集客に苦労するだろうなって思います。

一方、お客様をイメージしてからコンセプト案を決めてみるとこんな感じ。

ビジネスマンや若い男性をイメージ → 仕事や趣味のための第3の空間を提供する

そのためには、ボリュームがあって、コスパが高いこだわりフードとコーヒーをメニューの軸にして・・・って感じ。また、ここまで決まってくると、「ターゲット層を意識して、コンクリート打ちっぱなし、エスプレッソマシンを中心にしたカウンターレイアウト」って感じで内装も決めやすくなる。実際は、もっと掘り下げて具体的なコンセプトを考える必要があるけど、考え方としては、どういうお客様に、どういう事を提供したいのか。そのために、どういったメニューを出し、どんな内装にするのかを順序立てていく。

相手が分かってるから、どんどん仕掛けていける

偉そうなことばっかり言ってきましたが、私も開業を計画していた時は、コンセプト先行型でした。私は、インテリアが好きなので、インテリア好きのおしゃれな人達が集まれる場所にしたかったのですが、実際オープンした後に来てくれたお客様は、イメージしていたお客様像とは全く違っていました。

そういう経験をしたからこそ、前もってきちんと相手を想定しておく事が必要だと感じたんですよね。あなたの、一生懸命悩んだコンセプトのカフェを心待ちにしているお客様はきっといるはず。

だからこそ、そのお客様の顔をより具体的に想像して、その人にどんな事が提供できるかをしっかり考えてみましょう。

COFFEE BREAK

COFFEE BREAK
COFFEE BREAK
地方在住、コーヒーショップの経営者。1983年生まれの38歳。

独身時代はフリーター、工場勤務などを点々とする。結婚を機に地元の中小企業に営業兼品質管理者として8年間勤務。その後、勤務していた会社がリーマンショックのあおりを受けて、事実上解散。夫婦で相談した結果、お互い自営業でやりたかった仕事をはじめる事を決意。紆余曲折あったが、2012年の4月に未経験ながら地元に小さなカフェを開業。その後、オープンから7年を迎えた2019年に、それまでのカフェスタイルからコーヒーと焼き菓子のテイクアウトを主体とした、コーヒーショップへ店舗を改装。現在、お店は通算10年目に突入。コロナ時代で悪戦苦闘中だけど、家族と楽しく過ごしてます。
関連記事

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です