2021-10-21

「いい業者との取引」と「ダメな業者との取引」で出る明らかな差

業者?パートナー?運命共同体?

コーヒー豆、牛乳、小麦粉、ペーパーカップやペーパーバッグ、フードの材料に至るまで、お店をやっていく上で、色んなものを業者から仕入れなくては営業を続けていくことはできません。

言わば、取引をしてくれる業者(会社)がいるから、私の店はやっていけてるワケです。

業者さん、いつもありがとう。

開業当初は、「売上が上がってるのは全て自分の実力だ」なんて、勘違いしていた時期もありました。

その時の失敗も記事に書いてますので、よかったらご覧ください。

いい業者って、人によって少しずつ違うけれど、私なりの経験から考える「いい業者」と「ダメな業者」の間で出る「時間」という大きな差

そして、その「時間の差」が最終的にもたらしてくれるのは、「売上の差」です

いい業者に出会えれば、売上が上がるし、ダメな業者ならば売上が下がる。

これは、私の周りの経営者達も感じてることなので、間違いありません。

「業者なんて、こっちが発注したものをただ納品するだけだと思ってた」って人。

これからお店をはじめる人には、いい業者とは何かを今回の記事でしっかりと考えてみるといいと思います。

いい業者としての3つのポイント

私が思う、いい業者としてのポイントは大きく3つある。

  1. 自社の取扱い商品に対しての知識が豊富であること。
  2. レスポンスが早いこと。
  3. 不快にさせない距離感を保ってくれること。

この3つが、大きな時間の効果をもたらしてくれます。

逆に言うと、このポイントができてない業者の方は「ダメな業者」と言っても過言ではありません。

例えば、材料を納品してくれるA社とB社が同じ商品を取り扱っていたとします。

私達、お店側にとっては、業者を選べる立場にあります。

選べる立場なら、「付き合い」や「紹介してくれた人の顔を立てる」事なんかせずに、より良い業者を選びましょうね。

私、それで何度か失敗しました・・・。

また、自分が使いたい材料がA社が独占して取り扱っていたとして、そのA社が「ダメな業者」だった場合は、その材料を諦めて、他の業者に相談をしましょう。

例え、全く同じ材料はなかったとしても、必ずそれに代替する材料があります。

そこでこだわり続けてダメな業者と付き合い続ける事は、売上を下げることにつながります。

なぜ、いい業者だと売上が上がって、ダメな業者だと売上が下がるのか。

そのわけを解説しましょう。

いい業者がもたらしてくれる時間の効果と売上

前述したポイントには、どれも売上を上げてくれる要素があるんです。

例えば、商品知識。

商品知識が豊富な業者(担当者)は、「こんなのないですか?」と尋ねた時に、速攻で「それならこれがいいと思います」って返ってくるんです。

これは、時間の短縮になることはもちろんですが、商品知識が豊富な業者は「提供したいメニューに合わせた最適な材料を提案してくれる」からなんです。

そして、その結果メニューの完成度が上がり、お客様の満足度アップにつながります。

また、それ以外にも、新商品のヒントになる新たな材料を提案してくれたり

まるで、一流のソムリエに付いてもらえたような安心感。

私達経営者は、メニューだけを考えるわけにはいきません。

売上の事や、集客、資金繰りなど様々な事も考えなくちゃいけないので、とにかく時間がありません。

材料ひとつにとっても、それを提案してくれるのか、自分で探さないといけないのかでは、大きく時間の取られ方が変わってきます。

よりメニューにあった材料を提案してもらえる事で、他の事にも注力できる時間ができるのは、とても大きいです。

レスポンスの早さと不快にさせない距離間

オンライン対戦ゲームとかけまして、業者への質問と解きます。

その心は「どちらもレスポンス(反応)の早さが大切です」。

なんてなぞかけが出来上がるくらい、レスポンスは早い方が助かります。

私は仕事中に、突然、「はっ?!」っと新しいメニューを思いついたりすることもよくあります。

その時に、業者に材料を確認してもらうんですが、その納品時期が2週間後とか3週間後なんてなれば、正直熱量もどんどんと下がってしまうわけで。

レスポンスが早ければ、熱量そのままで新たなメニューをつくって、スムーズに商品として提供でき、売上アップにもつながります。

そして、不快にさせない距離感。

世の業者の中には不快にさせない距離感を保てる「いい業者」よりも、不快にさせる「ダメな業者」の方が多い気がする。

不快にさせる業者の具体的な例は、「中身の無い無駄話を延々としていく業者」や「ものを納めるだけで、あいさつしかしない業者」なんてのがいるんです。

「店舗の滞在時間=経営者との親密度」と勘違いしてる業者や、「納めることだけが私の仕事です」って感じで「明らかにおたくその仕事向いてませんよ」って転職をすすめたくなるような変な業者(担当者)がごまんといます。

私が業者に求めてるのは、何気ない会話から察してもらう新たな材料の提案です。

毎回無理に会話してもらう必要もないので、その辺の空気を読んでくれる業者こそ、できる業者(担当者)だと思います。

ダメな業者はただただ時間を奪っていく時間泥棒

これまでに紹介した「いい業者」に対して、話が長かったり、同じミスを何度も繰り返したり、こっちは今知りたいのに、いちいち「確認して今度見積り書持ってきます」って毎回レスポンスが遅いダメな業者とは、直ちに切って別の業者を探しましょう。

業者と無駄な話をするくらいならば、どこか店内を掃除していた方がお客様にはプラスだし、同じミスを何度も繰り返される度に被害を被るのはこちらだし、レスポンスを待ってる間はメニュー開発が進んでいかないし。

全て、こちらの時間を奪われていってしまうんです。

こちらの時間を奪われれば、本来使う事ができた集客やメニュー開発などの売上を上げるための時間が無くなってしまうことになり、結果として売上が下がってしまいます。

時間を有効に使うためにも、いい業者とビジネスをしていくことがとても必要なのです。

その結果が、売上を上げてくれる事につながっていきますので、業者はしっかり選定する事が大切です。

COFFEE BREAK

COFFEE BREAK
COFFEE BREAK
地方在住、コーヒーショップの経営者。1983年生まれの38歳。

独身時代はフリーター、工場勤務などを点々とする。結婚を機に地元の中小企業に営業兼品質管理者として8年間勤務。その後、勤務していた会社がリーマンショックのあおりを受けて、事実上解散。夫婦で相談した結果、お互い自営業でやりたかった仕事をはじめる事を決意。紆余曲折あったが、2012年の4月に未経験ながら地元に小さなカフェを開業。その後、オープンから7年を迎えた2019年に、それまでのカフェスタイルからコーヒーと焼き菓子のテイクアウトを主体とした、コーヒーショップへ店舗を改装。現在、お店は通算10年目に突入。コロナ時代で悪戦苦闘中だけど、家族と楽しく過ごしてます。
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