会社を辞めて事業をはじめる人は3つの価値観のアップデートしよう(その2)

もしも未来が見えたなら、それって果たして幸せなんだろうか・・・?
さて、前回のお金の価値観に続いて、今回も価値観のアップデートについての記事を。
今回は、「未来に対しての価値観」編です。
もし、これからカフェを開業しようとか、何か事業をはじめようと考えてる人は、前回と今回の記事を読んで一度価値観を見直してみてください。
今持っている価値観を一度取っ払って、新たな価値観を上書きする事は簡単ではないけれど、そうする事で大きな時間と費用の節約が期待できると思うので、よければ参考にしてみてください。
ちなみに、見直すべき価値観は「お金に対しての価値観、未来に対しての価値観、人に対しての価値観」の3つ。
そして得られるものは、時間とお金に対しての最適な考え方。
新米経営者の誰もが迷い悩むポイントを早めに学んでおくことで、迷いのない経営をしていく事を目指しましょう。
前回のお金に対しての価値観についての記事も是非見てください。
未来に対しての価値観をアップデートしよう

未来に対しての価値観って?人は未来の事なんて分かりませんけど?
そう、未来の事なんて分からないからこそ不安になり、備えているものがあります。
それは「保険」。
自営業の人はいささか、保険のかけ方が難しい。
働けなくなったら家族で路頭に迷いかねないし、かと言って、あれもこれもかけられないし。
そして、大人になれば、必ず周りに一人はいる「保険の営業」の仕事をしてる人。
正直、面倒くさいですよね。
「名前書くだけお願い」とか、「絶対入ってた方がいいよ」なんてあの手この手で勧誘してくる。苦笑
保険そのものを否定するつもりは全くありません。
保険は人類の大発明だと思うし、私自身も「もしも」に備えて保険はかけています。
高額保険をかけ過ぎた自営業者はどうなるか

けれど、必要以上の保険をかけて、生活を圧迫していた過去もありましたね。
自営業だし、大黒柱だし、何かあったらって思うとつい・・・。
それと、こういう考え方の人もいるようです。
- 「自分は貯金が苦手だから、積立型の保険にしてる」
- 「人生何があるか分からないから、何があっても大丈夫なように手厚くかけてる」
- ネット保険は不安だから、テレビでCMが流れる大手の保険会社を選びました。
例え、年金型だろうと、定期だろうと、保険商品とくっついているのなら、それは立派な保険です。
私も、掛け捨ては損した気分になるし、積立やら今死んだら家族が困るから、保険金額はこれくらいで・・・って、あれこれ備えて月々4万円程の保険をかけていた事があります。
これが、人によって高いか安いかは異なるでしょうが、私にはかなり高額でした。
結果として、売上が思うように伸びなかった月などは、家計を超絶圧迫して、保険料支払うために仕事してたみたいな状態になってました。
こういう状態に陥った原因としては、「何が正解で、どうしたらいいのか分からない」という、所謂知識不足からくるもので、「それなら詳しい人(知人の保険営業マン)の言う通りにしておこう」というのが、一番楽で悩まない方法だと考えたからです。
それはそれは、いいカモだった事でしょう。
自分で調べもしない、考えもしない、他との比較もしないで、いい結果だけを得ようとする。
当時の私の考えの甘さが招いた、正に身から出た錆でした。
保険をかける目的が徐々にズレていた私

地獄の4万円保険料も1年くらい続けてたかな。
結局、払うのに疲れて解約しました。
会社勤めなら、ある程度先の人生プランも見通せるけど、自営業は本当に分からない。
だから、もしもの事があったら収入が無くなると困るから、あれもこれもって、当初は「もしもの時に備えるため」の保険が、いつの間にか「もしもの時に得するため」の保険をかけるようになってしまった。
「もしも、急な病気で入院したら、入院1日につき〇〇円出て、休業補償ももらえて・・・」なんて考えれば、どんどん欲が出てきてしまう。
まるで、「もしもの時」があって欲しいかのような、保障のフルコース。
そりゃあ、月4万円コースですわ。
全てに備えれる保険なんて無理に決まってる

お金が無限にあれば、好きなだけ保険をかけれるけれど、そもそもお金が無限にあれば保険をかける必要がないんですよね。
自分に合った保障は、自分にしか分かりません。
自分にもしもの事があった場合、どれくらい保障が必要かをきちんと試算して、必要以上の保障は家計の負担になる事を自覚する事が大切。
自分の未来を高く見積ってしまって、高額な保険をかけていないか、会社員の時と同じプランになっていないか、もう一度考えてみる必要がありますね。
ちなみに、今の私はと言うと、死亡保険と入院保険のみで、月額1万円程度です。
保険の見直しを何度もして、スリム化と分かりやすさを突き詰めて、今の自分に合った保障を自分で選びました。
今後、子どもが大きくなって巣立っていけば、更に保障を縮小して、残された妻が不自由なく暮らせる程度の保障で十分だと考えています。
そして最後に、高額保険をかけた私が感じたのは、「シンプルは正義」だと言う事。
自分にとっても、残された家族にとってもシンプルで分かりやすい保険の入り方をおすすめします。
未来に対しての考え方、備え方をアップデートしましょう。
COFFEE BREAK

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地方在住、コーヒーショップの経営者。1983年生まれの38歳。
独身時代はフリーター、工場勤務などを点々とする。結婚を機に地元の中小企業に営業兼品質管理者として8年間勤務。その後、勤務していた会社がリーマンショックのあおりを受けて、事実上解散。夫婦で相談した結果、お互い自営業でやりたかった仕事をはじめる事を決意。紆余曲折あったが、2012年の4月に未経験ながら地元に小さなカフェを開業。その後、オープンから7年を迎えた2019年に、それまでのカフェスタイルからコーヒーと焼き菓子のテイクアウトを主体とした、コーヒーショップへ店舗を改装。現在、お店は通算10年目に突入。コロナ時代で悪戦苦闘中だけど、家族と楽しく過ごしてます。
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