カフェの開業、何からはじめればいいの?

サイト構築からの、記念すべき一発目の記事。おめでとう、私。ここまでよく頑張りました。笑
このブログでは、私がカフェを開業してから現在までの間で経験してきたコトをベースに綴るブログです。かしこまった文章の書き方だとイマイチ伝わりにくい部分があるので、当分は友達口調で書いていきます。通勤の電車内、会社での休憩時間、寝る前のベッドサイドで気軽に読んでもらえたら嬉しいです。このブログを書き始めた経緯や、私の軽い自己紹介はメニューの このブログについて を見てください。
カフェを開業したいけど、何からはじめたらいいか分からない

「いつか自分の理想のカフェをオープンしたい」「こだわりのフードを出したい」「おしゃれな空間を作りたい」って思って、カフェ開業を目指してる人が多いと思う。でも具体的に、何からはじめればいいのか、何をしたらいいのか分からないよね。実際、私もそうだったから、すごく気持ち分かる。
私自身も脱サラして、飲食未経験の状態からスタートした身なので、自分の店をオープンするにあたって、何をすればいいのか、本当に手探りだった。まぁ、私自身の話は別の機会にするとして、今漠然とカフェ開業を思い描いてる人にやってもらいたい事、それは下の3つ。
- 本を読む。
- コンセプトを書き出す。
- 商工会議所などに相談する。
すごくシンプルなんだけど、これがすごく大事だった。なぜならば、これからカフェを開業するにあたって、銀行や日本政策金融公庫(国金)から融資を受ける場合は、たくさんの質問を受ける。その質問の根っこの部分をしっかりと練り上げておく必要があるから。また、自己資金で開業する人でも、これから先のお店を続けていく上で、しっかりとした土台が必要だからね。この土台がしっかりつくられていれば、きっと後々助かると思う。だから、ここは手を抜かずにしっかり頑張って。
1.カフェの本、カフェ開業の本を読む

当たり前の事なんだけど、これはやっててよかった事だった。カフェ開業の本はもちろん、カフェが載ってる本やライフスタイル系の雑誌でもいい。とにかく、カフェの本や写真をたくさん見た方がいい。そうすることで、自分の好みのカフェのイメージが段々と分かってくる。これは、後に内装工事を頼む際に、内装業者さんとの打ち合わせで役に立つ。写真に印をつけたり、ページにドッグイヤーをつけて、サッと開けるくらいにまで読み込むといいよ。カフェ開業の本に至っては、開業資金や家賃などのデータも載ってたりするので、更に参考になる。
カフェをはじめたいって思っている人の大半は、こういうイメージよりも先に資金面を重視して考えてしまってる人が多い。これは間違いで、まずはイメージを固めていく事がすごく大事で、資金面はもう少し後になってから。どんなスタイルのカフェか、どんな場所なのか、窓はどれくらいあるのか、このカフェの写真好きとか、とにかく好みのものをたくさんピックアップしていく。
スマホで画像検索やinstagram、pinterestを使うのもいいかも。とにかく、最初は気になるものを片っ端からピックアップ。その後、ピックアップした画像や写真、記事の中から2次審査、3次審査にかけて集めた写真を厳選していく。最終的には「めちゃくちゃ好みのカフェ」の写真が10件程度になるくらいまで繰り返す。私は、はじめは50~60件ピックアップして、その次に30件くらいまで絞り込んで、最終的に7件程度にまで絞った。たくさんのカフェの写真を見る事で、イメージが少しずつ固まってくるし、それぞれに魅力がある事がわかってくると思うので。
2.カフェのコンセプトを書き出す

たくさんの本を読んでインプットしたところで、今度はコンセプトを書き出すアウトプットの作業。店に相談に来る人も「カフェをやりたい」って気持ちは分かるけど、「どんなカフェにしたい?」って質問すると、大抵言葉に詰まる。お店のコンセプトって、ものすごく大事。何をメインにしたいのか。味も香りも上質なコーヒー、手作りのオリジナルサンド、地元素材にこだわったフード。それとも、空間をメインにした眺望のいいデザイナーズショップか。様々な文房具や雑貨も揃えるショップ兼カフェ。どんな小さな事でもいいから、核となるコンセプトを持つ必要がある。そのためには、新しいノートとシャーペンを買って、本を読みながら気になる事や自分の理想、興味がある事を片っ端から書いていく。強いて言えば、今の自分にとって自信がある事はコンセプトにしない方がおすすめかな。「サンドイッチはめっちゃ自信ある」とか、「ケーキはすごく上手って周りから褒められる」って思ってても、それをコンセプトにすると、それに縛られる事になるから。実際、私もそれで悩んだ。
自信がある事は、「武器」として持っておいて、コンセプトはもっと別に持っておいた方がいいね。ちなみに、今の私の店のコンセプトは「コーヒーと焼き菓子の魅力を伝える店」。「自分にはそんな掲げる大義名分無いもんな」って思わないで、しっかりと考えてみてよ。きっと素敵なコンセプトが浮かぶと思うよ。
3.商工会議所などに相談する

これは、必ずしも商工会議所である必要はないけれど、私は開業前に商工会議所に行った。別に商工会議所でなくても、開業の相談に乗ってくれるところであれば問題ないと思う。無料で相談に乗ってくれるし、次にどこに何をしに行けばいいかの具体的なアドバイスもくれる。正直、こういう所って担当者に当たりハズレがあるのは否めないが、誰かに相談する事でまとまるアイデアもあるし、運がよければ参考になるアドバイスももらえる。でも注意しなければいけないのは、指示やアドバイスをもらう事を目的にしてはいけない。自分のお店、自分の人生なんだから、まずは自分で調べる、考える、まとめる事をして、分からない事を聞きに行くつもりで臨まないとね。「だって経験ないから全く分からんもん」って、初めから他力本願になってたら、それは開業後もその考え方を引きずってしまうから。会社を辞めて、これから自分の店を持つという事は、自分でいろんな決断をしていくという事。その覚悟を持って開業のステップを上がって行ってほしい。決して楽ではないけれど、決して難しい事ではないんよ。だって、私でもこうやって続けていけてるんだから。このブログを読んでるあなたにもできるはず。
今後は、事業計画書の書き方や開業資金の調達方法などについても書いていくつもりです。他にも、コーヒーについての情報や、購入品なども雑記的に書いていきます。皆さんのカフェ開業計画が少しでも捗りますように。ツイッターもやってるので、気に入ってくれた人は、シェアをお願いします。
COFFEE BREAK

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地方在住、コーヒーショップの経営者。1983年生まれの38歳。
独身時代はフリーター、工場勤務などを点々とする。結婚を機に地元の中小企業に営業兼品質管理者として8年間勤務。その後、勤務していた会社がリーマンショックのあおりを受けて、事実上解散。夫婦で相談した結果、お互い自営業でやりたかった仕事をはじめる事を決意。紆余曲折あったが、2012年の4月に未経験ながら地元に小さなカフェを開業。その後、オープンから7年を迎えた2019年に、それまでのカフェスタイルからコーヒーと焼き菓子のテイクアウトを主体とした、コーヒーショップへ店舗を改装。現在、お店は通算10年目に突入。コロナ時代で悪戦苦闘中だけど、家族と楽しく過ごしてます。
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